砂糖とオリゴ糖

一説によると、麻薬よりも依存性が高いと言われる『砂糖』。

近年の研究によって、依存症になる可能性についての医学的根拠も得られていて、砂糖はヘロインやモルヒネと同じような仕組みで依存症になってしまうんだとか。

今回はその砂糖の危険性について少し調べてみました。

そもそも砂糖ってどんなもの?


砂糖は主にサトウキビやビート(大根)から作られます。

サトウキビやビートには糖以外にも様々なミネラル・ビタミンな含まれていますが、砂糖を精製する際、それらは『不純物』とみなされ根こそぎ除去されていきます。

精製を重ね、原料の甘味成分である<ショ糖(スクロース)>が限りなく100%に近くなったものがいわゆる砂糖です。

そのショ糖はブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)が結合して出来ています。

ブドウ糖(グルコース)とは?

血液中に存在する単糖類の代表格で、生命活動には欠かせないエネルギー源です。


ブドウ糖は体内でも作られますが、主な供給源は食事です。


ブドウ糖はパンやお米など、いわゆる炭水化物を分解することで得ることが出来ます。


腸から消化吸収され、肝臓を通じて血液に乗って全身に送られるのですが、余分に摂取してしまったブドウ糖は脂肪として体内に蓄えられます。

  《ブドウ糖が不足するとどうなる?》


ブドウ糖は一般的な生活を送っていれば不足することはまずありませんが、極端なダイエットや糖質制限、または飢え等でブドウ糖が不足すると、体に様々な不調をきたします。


例えば『脳』。


脳は体重のたった2%程度の重さですが、全エネルギーの約18%を消費すると言われています。


このエネルギーとなるのがブドウ糖です。


ブドウ糖不足=『低血糖』になると、異常な空腹感を感じたり、気力がわかない、倦怠感、眠気、思考能力や集中力の低下、情緒不安定など様々な弊害が生じ、完全にエネルギーの供給が途切れてしまうと、3分程度で神経細胞が完全に死んでしまうそうです。


ちなみに、食事でブドウ糖を補わなくても、人間には予備のエネルギーが肝臓に蓄えられています。
しかし、このエネルギーも18時間ほどで無くなってしまうそうです。
ということで、絶食など過度なダイエットをお考えの方はお気をつけください。

ただ、人類は長い歴史の中で常に『飢餓』と戦ってきました。

そのため、エネルギー不足(低血糖)の状態でも、血糖値を上げる仕組みが体内に何重にも備わっているとのこと。
普段の生活においてはそれほど心配することはなさそうです。

果糖(フルクトース)とは?


果糖は単糖類の中で一番甘みが強い糖です。


水にも一番溶けやすく、自然界にも広く存在しています。(ハチミツ・メープルシロップ・フルーツ・一部の野菜など)。


安価で甘みが大変強いため、食品業界では甘味料としてよく使用されています。


ブドウ糖が体全体のエネルギーとして使われるのに対して、果糖は主に肝臓や筋肉で使用されるという特徴があります。
そのため肉体的に疲れているときや、スポーツ前に適量を摂取すると疲労回復に効果的です。

  《果糖が不足するとどうなる?》


果糖は果物や野菜、砂糖、ハチミツなど様々な食品に含まれているため、普段の生活で不足することはまずないようです。

ブドウ糖と果糖の違い

ブドウ糖は吸収が早いため、すぐにエネルギーとして利用することができる半面、血糖値が上がりやすいというデメリットがあります。


また、甘味度は果糖より弱いため、甘みを感じるためにはよりたくさん摂取しなくてはなりません。


果糖はエネルギーとしての即効性はありませんが、穏やかに吸収されるため血糖値が上がりにくいというメリットがあります。


甘味度も強いので、少量の使用で甘みをしっかりと感じることも出来ます。
ですが、ブドウ糖に比べて非常に毒性が強いということも近年分かってきました。


血液中の糖は、エネルギーとして使用される一方で、体内のタンパク質と結びついて『糖化物質(老化や病気の元となる毒性のある物質)』を作り出します。
この結びつく力が、果糖はブドウ糖の100倍強いとも言われています。

怖いのは不足よりも過剰摂取!


普通の生活を送っていれば、ブドウ糖も果糖も、健康を害するほど不足することはまずありません。


逆に心配なのは『過剰摂取』です。

砂糖は酸性の食品です。

人間のカラダは基本的に弱アルカリ性に保たれていますが、酸性食品である砂糖が体内に入ると、それを中和するために体内のミネラルが消費されます。


そこで最も多く消費されるのが『カルシウム』です。

カルシウムは体内の骨や歯を溶かして供給されるため、砂糖の摂り過ぎは骨粗鬆症や虫歯の原因にもなるんです。

さらに、砂糖の過剰摂取は下記のような病気の原因にも繋がります。

(1)糖尿病


日本ではこの40年間で糖尿病患者の数が50倍に増加したと言われています。
糖尿病は『サイレントキラー』と呼ばれるように、知らず知らずの間にカラダを蝕んでいきます。


しかも一度罹ってしまうと完治することは難しく、脳卒中、心筋梗塞、神経障害や視覚障害など様々な合併症を引き起こす可能性がある、非常に恐ろしい病気です。

(2)メタボや脂肪肝


過剰に摂取された糖質は、中性脂肪に変換されて体内に蓄えられますが、これが行き過ぎるとメタボ(肥満)や脂肪肝に繋がる危険性があります。


さらにそのまま放置すると肝硬変・肝ガンへと進行するリスクもあります。

(3)心臓病や血管病


過剰な糖質で発生した中性脂肪や、糖化によって生まれる毒性物質は血液によって全身をめぐります。


それらは血液をドロドロにし、血管を傷つけたり詰まらせたり…
やがては心筋梗塞や狭心症、大動脈瘤など命に関わる病気へと繋がっていくのです。

(4)依存症やうつ病


砂糖は麻薬によく似ていて、『オピオイド』や『ドーパミン』といった脳の快楽中枢を刺激する化学物質を放出させます。


徐々に耐性がついてくるのも同じで、同じ甘さでは満足できないようになり、より甘いものを求めるようになるのです。


また、血糖値が安定していると精神状態も安定しますが、血糖値が不安定だといらいらや不安を感じたり、急に倦怠感が襲ってきたりと精神状態も不安定になりがちです。
それらの症状が悪化すると『うつ病』など深刻な精神疾患に繋がる恐れもあるのです。

(5)老化


糖を過剰に摂取するとカラダの『糖化』が進みます。


<カラダのコゲ>とも言われる糖化は、余分な糖質と体内のタンパク質が結びついて細胞を劣化させたり、毒性のある物質を発生させる現象で、老化を促進する要因として注目を集めています。


例えば肌のシワやくすみ、シミなどは糖化の症状のわかりやすい症状の一つです。

このように、摂り過ぎると大変恐ろしい病気につながる砂糖ですが、その砂糖の代わりに使えて、しかも逆に健康にも良いという糖類があります。


それが『オリゴ糖』です。

オリゴ糖とは?


オリゴ糖の名前はギリシャ語の『オリゴス(少ない)』が語源になっています。


単糖が数個(少ない数)で出来ている少糖類の事で、膨大な種類があり性質も様々です。


一般的に砂糖よりも低カロリーで、血糖値も上がりにくく、種類によっては腸内環境を整えたり、コレステロールを下げたりすることから、現在では<健康素材>として認知されるようになりました。

現在知られているオリゴ糖には下記のような種類があります。

【フラクトオリゴ糖/難消化性】

大腸内の善玉菌の増殖をサポートし、便秘解消や血糖値の抑制などにいいとされています。
アスパラガス、玉ねぎ、ゴボウ、にんにくなどの野菜やハチミツに含まれていて、カロリーは砂糖の約半分ほどです。

【乳果オリゴ糖/難消化性】


ラクトスクロースとも呼ばれ、サトウキビに含まれるショ糖と牛乳に含まれる乳糖を原料にして作られるオリゴ糖です。
善玉菌の増殖機能が高く、低カロリーなのに甘味度が高い(オリゴ糖の中では一番)という特徴があります。
天然の乳果オリゴ糖は、発酵ヨーグルトに少しだけ含まれているだけなので、普段の食生活で摂取するのはなかなか難しい素材です。

【キシロオリゴ糖/難消化性】


タケノコやトウモロコシに含まれる食物繊維から出来るオリゴ糖で、善玉菌の育成を促進します。
ただ、食材の中に含まれる割合はごくわずかで、普段の生活では摂取が難しいオリゴ糖とも言えます。

【イソマルトオリゴ糖/消化性】


味噌・醤油・清酒・ハチミツなどコクのある甘みを持つ食材に含まれています。


消化性、つまり胃で消化されてしまうので、腸までは完全に届かず、善玉菌のエサとしては十分な効果は期待できないとされています。

【大豆オリゴ糖/消化性】


大豆たんぱく質を利用した後の残りかすから分離・生成して作られるオリゴ糖の総称です。


オリゴ糖の中では非常に甘味度が高いのですが、カロリーも若干高めです。
また、消化性で腸までは届かないので、腸活向きの素材ではないかもしれません。

【ラフィノース/難消化性】


ビート(甜菜/砂糖大根)から分離・精製して作られる天然のオリゴ糖です。


整腸作用・免疫力アップ・アレルギー症状の緩和などに効果があると言われ、特定保健用食品としても認められています。

【ガラクトオリゴ糖/難消化性】


乳児の腸内は99%がビフィズス菌などの善玉菌と言われていますが、これを支えているのがガラクトオリゴ糖です。


母乳に多く含まれる動物性のオリゴ糖で、善玉菌の増殖以外にも、タンパク質の消化吸収や脂質代謝・ミネラルの吸収を促進するなどの働きがあります。

このように、ほとんどのオリゴ糖に腸内環境を改善する効果が期待できます。
腸内環境が改善されると、下記のような嬉しい健康効果にも繋がります。

  1. 便秘解消
  2. 免疫力アップ
  3. 肌荒れ改善
  4. アレルギーの改善
  5. 悪玉コレステロールを減少させる

ただし、オリゴ糖は摂り過ぎるとお腹がゆるくなる場合がありますのでご注意ください。

様々な健康効果が期待できるオリゴ糖。

砂糖よりもお値段は高いですが、健康は何ものにも代えがたい財産です。
普段遣いの砂糖をオリゴ糖に変えるだけ。


是非毎日の生活に取り入れたい手軽な健康習慣ですね。

(了)

《肝からくる悩みに》オリゴ糖で作った甘くない酵素・肝酵素γ(ガンマ)

オルニチンならシジミよりシメジ?

オルニチンといえばシジミですが、、、

オルニチンとは?

皆さんは『オルニチン』という栄養素をご存知ですか?


なんとなく聞いたことはあるけど、実際はどんなものなのか分からない、という方も多いのではないでしょうか?


そこで今回はその『オルニチン』について解説してみたいと思います。

オルニチンは毒素の分解を助ける!

肝臓には『オルニチン回路』がある

オルニチンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きをサポートする成分として知られています。


肝臓には有害なアンモニアを尿素に変えて解毒する『オルニチン回路(尿素回路)』というものがあります。


そこで、オルニチンはアンモニアと結合する中間体として重要な役割を果たします。

また、大量にアルコールを摂取した時は、『アセトアルデヒド』という有害物質が発生し、頭痛や吐き気、倦怠感などを引き起こしてしまいますが、オルニチンはこの『アセトアルデヒド』の分解にも重要な役割を果たしています。

つまり、カラダに不要な毒素の分解を助け、肝機能をサポートする役割があるんです。

オルニチンが足りなくなると、上記のような有害物質が分解できず肝機能も低下してしまいます。
そうすると栄養はカラダに行き渡らず、逆に有害物質はカラダに残ってしまい、慢性疲労・肌荒れ・睡眠障害など様々な不調につながってしまうんです。

肝臓の疲れは『目』に出る。

目は顔の中でも特に多くの血液を必要とする器官で、毛細血管がびっしりと張り巡らされています。

ですから、肝臓の働きがにぶると、目に健康な血液が十分にゆきわたらなくなり、目が疲れる、ぼやける、かすむ、視力低下、ドライアイ、充血、目の周りのクマといった症状になって表れるんです。

オルニチンといえば…実はシメジ!

なんとシジミの5~7倍のオルニチンが含まれるシメジ

オルニチンがたくさん含まれる食品として有名なのがシジミですが、実はキノコ類などにも含まれています。

特にブナシメジにはシジミの5~7倍程度のオルニチンが含まれていますので、毎日の食事で摂取するのはオススメ。

お酒を飲んだ後は、シジミ汁よりシメジたっぷりお味噌汁の方が、実は二日酔い防止に効果があるのかもしれません。


皆さんも是非試してみてください!

(了)

《肝からくる悩みに》肝酵素γ(ガンマ)

パスタは食べても太らない?

 

『パスタを食べても太らない』

カナダの研究チームがそんな研究結果を発表しました。

 

パスタ好きの私にとっては嬉しい報告です(笑)

 

研究チームは、延べ2,500名近い被験者を対象に
32回に渡る比較試験を行なったとのこと。

ある程度確証を持って言える結果なのではないでしょうか。

 

 

キーワードは『GI値』

GI値が高い食パンやフランスパン

皆さんはGI値ってご存知ですか?

グリセミック指数の略で、ざっくり言うと
血糖値が上がるスピードを示す値です。

砂糖(ショ糖)の値を100として、
食品ごとに値が決まります。

高いほど血糖値は急激に上がるため、
低いほうが健康的な食品 = 低GI食品というわけです。

ちなみに、フランスパンや食パンは95。
白米は88、うどんは85、このあたりは
かなりGI値が高い食品と言えます。

一方のパスタは65。

炭水化物の中ではかなり低い方と言えます。

 

適量をしっかり噛んで食べれば
さらに糖の吸収は穏やかになるため、
食べても太らないんだそうです。

 

同じ小麦粉なのになぜGI値が低い?

同じ小麦粉なのになぜ?

ご存知のようにパスタの原料は小麦粉です。

フランスパンや食パン、うどんにも小麦粉が使われているのに、
なぜパスタはGI値が低いのでしょうか?

 

それはパスタの原料に使われるのが『デュラム小麦』という
小麦だからなんです。

よくパスタのパッケージに『デュラムセモリナ100%』
と書いてますが、デュラム小麦を粗挽きにしたものが
『デュラムセモリナ』なんです。

 

デュラム小麦はとても硬く、粉にしても粒子が粗いので、
一般的な小麦と比較するとゆっくりと消化吸収されます。

そのためパスタのGI値は低めなんですね。

 

よりGI値を低く抑えるにはトマトソースのパスタがオススメです。
(※ケチャップはNGです)

トマトソースのGI値は驚きの9!
とっても低GIなんです。

さらに、芯を残して茹でるアルデンテならもっとGI値を下げることができるそうです。

アルデンテのトマトソースパスタに赤ワイン。

あ~パスタが食べたくなってきました(笑)

血糖値が気になる方も一度試してみてはいかがでしょうか?

(了)

 

 

《肝からくる悩みに》肝酵素γ(ガンマ)