肝臓がんとは

ガンの中でも恐ろしい『肝臓ガン』


日本人の死因第1位の『ガン』


日本人の2人に1人はガンに罹患し、3人に1人はガンで亡くなると言われています。


中でも<肝臓ガン>は生存率が低いことで知られています。

日本では年間約30,000人の方が肝臓ガンで亡くなっていて、男性では肺ガン、胃ガンに次いで、ガンによる死亡原因の第3位となっています。

【肝臓ガンの生存率】

<生存率が低い肝臓ガン>

ご存知の方も多いと思いますが、ガンは発見の段階ごとにステージ1~4までに分けられます。


最も早く発見できればステージ1、最も遅いものがステージ4です。

その全期間の平均を取った、50代男女の主要なガンの10年生存率は下記の通りです。

  • 肺ガン … 男性:38.9% / 女性:43.1%
  • 胃ガン … 男性:71.2% / 女性:68.9%
  • 大腸ガン … 男性:64.8% / 女性:73.2%
  • 肝臓ガン … 男性:16.2% / 女性:17.0%

多くのガンは再発もなく5年間生き延びればガンは治ったと考えていい、とも言われます。


ですが、肝臓ガンは5年を過ぎてからでも再発することが多く、それが生存率低下の大きな要因となっています。

例えば50代男性でステージ1の大腸ガンと肝臓ガンを比較すると、大腸ガンの場合、5年生存率が97.4%で、10年生存率が98.8%とほとんど変わらないのに、肝臓がんは5年後生存率が62.0%で、10年生存率が27.8%と極端に低くなってしまいます。

【肝臓ガンの原因】

<肝臓ガンの大きな原因の一つが肝炎ウィルス>

肝臓ガンは肝炎が持続すること(慢性肝炎・肝硬変)によって起こります。


日本の場合、肝炎の原因はそのほとんどがウィルス性(C型肝炎・B型肝炎)によるもので、アルコールの過剰摂取など、肝臓への過度の負担が直接の原因になることは少ないようです。


とはいえ、肝炎ウィルスに感染している人が飲酒をすると、発ガン率が高くなるため注意が必要です。


また、最近では糖尿病やメタボリックシンドロームに伴う肝臓ガンも増加しているようです。

【肝臓ガンの早期発見】

<異常感じにくい肝臓は早期発見が困難。。。>


わたしたち人間のカラダは、どこかに異常が出ると痛みを感じたり、かゆみを感じたりと何かしらの反応があります。


それは臓器も一緒で、例えば気管の調子が悪いとせきが出たり、ストレスがかかると胃が痛くなったり、お腹が痛くなったり。


ですが、肝臓は非常に我慢強い臓器で、少々負担がかかっても自覚症状を感じることがありません。


そのため、異常が起こっても気付きにくく、気付いた時にはすでに病状が進行していることも多々あります。


これが、肝臓が『沈黙の臓器』と呼ばれる所以です。


ですから、自覚症状を感じる前に、定期的な検診を受けることが重要になります。

【肝臓ガンを予防するには?】


肝臓ガンを予防するには下記の4点が重要です。

(1) C型・B型肝炎ウィルスの検査を受ける

<まずは検査を!>

肝臓ガンの原因の約8割は肝炎ウィルスによるものです。


ですが、日本にはそうした肝炎ウィルスに感染していながら、自分では知らない、もしくは治療を受けていない人が150~200万人もいると言われています。


まずは検診でウィルス感染の有無を調べることが重要になります。
特に40代から増え始め、60代からは急増するので、該当する方は肝炎ウィルスの検査受診をおすすめします。

(2)飲酒はほどほどに

<もう一軒、はグッと我慢?>

2012年に『世界がん研究基金(WCRF)』が発表した報告書によると、アルコールの摂取量が10g増えるごとに、肝臓ガンに罹るリスクが4%ずつ上昇するとのこと。


アルコール10g=度数5%のビールで250ml程度です。


また、WCRFは肝臓ガンのリスクを抑えるために、1日のアルコール摂取量30g以下を推奨しています。
つまりビールで言うと750mlです。缶ビール2本程度ってところです。


お酒好きの人には少し物足りないかもしれませんが、いつもの晩酌では上記の量を目安にした方が良さそうですね。

(3)コーヒーを飲む

<コーヒー好きの人には朗報♪>

近年の調査で、ほとんどコーヒーを飲まない人の肝臓ガン発生率を1とした場合、毎日1~2杯飲む人は0.52、毎日5杯以上飲む人は0.24と、コーヒーを飲むことが肝臓ガンの罹患率低下に繋がることが分かってきました。


これは、国立がん研究センターの研究チームが、日本人約10万人を対象に20年にわたって調査した結果ですので、かなり信憑性が高いと言えます。


詳しい仕組みは不明ですが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸などのポリフェノールが影響しているのではないかと言われています。

(4)野菜や青魚を食べる

<やっぱり緑黄色野菜!>

男女約2万人を対象に、12年間の追跡調査を行った結果、野菜の摂取量が多い人は野菜の摂取量が少ない人に比べて、平均で約40%肝臓ガンのリスクが少なかったそうです。


中でもカロテノイド(αカロテン・βカロテン)を含む野菜にその傾向が顕著に表れていました。


一般的に緑黄色野菜にはカロテノイドが豊富に含まれていますので、人参やカボチャ、ホウレンソウやモロヘイヤなどの積極的に摂るといいかもしれません。


また、青魚に含まれるDHAなどの不飽和脂肪酸は肝臓ガンのリスクを低下させると言われていますので、こちらも積極的に摂取したい食材です。

再発率が非常に高くやっかいな肝臓ガン。


まずは検診で発ガンの可能性を知り、進行する前に予防に努めることを心がけたいですね。

(了)

《肝からくる悩みに》宮崎県産の薬草だけで作った酵素ドリンク・肝酵素γ(ガンマ)


肝臓と健康診断 γ-GTPとは?

 

『γ(ガンマ)-GTP』。

 

なんだか強そうな必殺技みたいな名前ですが、これは肝機能の基準となる数値のひとつです。

正式名称は『ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ』。

う~ん、舌噛みそうです。

 

 

肝臓の解毒作用に関係する酵素で、肝臓や胆管の細胞が壊れると、血液中にこの酵素がどんどん流れ出てきます。

 

つまり値がどんどん高くなるんですね。

 

正常値は男性が50(IU)以下、女性が32(IU)以下で、100以上になると危険です。

数値の基準についてはこんな感じです。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

γ-GTP 《 正常値の上限~100(軽度の増加) 》

健康的な肝臓

軽度のアルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性肝炎、脂肪肝で多くみられる数値。

 

γ-GTP 《 100~200(中程度の増加) 》

不健康な肝臓

アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性活動性肝炎で多くみられる数値。肝硬変、肝がん、脂肪肝、胆道疾患の可能性もあり。

γ-GTP 《 200~500(高度の増加) 》

アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ帯で多くみられる数値。慢性活動性肝炎の可能性もあり。

γ-GTP 《 500以上(超高度の増加) 》

急性アルコール性肝炎、閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ帯などでみられる数値。また慢性のアルコール中毒など極めて危険な状態。


 

知らないうちに酷使してしまっている肝臓。

もしかすると、あなたの肝臓も悲鳴を上げているかもしれませんよ~。

 

ちなみに私の数値は16と至って正常でした♪

皆さんも数値を一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

お酒を飲まなくてもγ-GTPが高い場合


γ-GTPが高いのは、その多くが飲酒等で肝臓を酷使しすぎた結果です。

ですが、飲酒以外でも下記のような理由でγ-GTPは上昇する場合があります。

(1)薬物性肝障害

肝臓とお薬

抗生物質や解熱鎮痛剤、精神安定剤やステロイドなどいくつかの薬は薬物性肝障害の原因になることが知られていて、いずれもγ-GTPを上昇させることが分かっています。

また漢方薬やサプリメントが原因になることもあるので注意が必要です。

 

(2)脂肪肝

脂肪肝はフォアグラ状態

お酒を飲まずとも、食べ過ぎ・運動不足・無理なダイエット・偏った食事(糖質や脂質の多い食事)などが原因で、中性脂肪が肝臓に溜まっていき、肝機能が弱まってしまう。

これが『脂肪肝』です。

つまり肝臓が<フォアグラ状態>になってしまうこと。

放おっておくと肝硬変・肝ガンへと進行してしまうことも。

狭心症や心筋梗塞などの心疾患との合併率も高いので早期に発見して生活習慣を改善することが重要です。

 

(3)胆道系の疾患

胆石の尋常でない痛み!

胆石や閉塞性黄疸など、胆道系に対する分泌に障害があるとγ-GTPが血中に流れ出て、値が高くなる傾向があります。

 

(4)その日の体調や生活習慣

二日酔い?乱れた生活習慣は肝機能にも影響する

γ-GTPの値は、その日の体調によっても変化しますし、それぞれの体質によっても違いが出ます。

例えば連日飲み会続きでカラダがだるい、なんてときに図るとおそらく値は高いでしょう。

ですから、健康診断の際は数日前から無理をせず出来るだけ平常な状態で検査を受けられるよう、準備していたほうがいいかもしれませんね。

 

 

γ-GTPを下げる方法


 

γ-GTPを下げるには、下記のような方法があります。

(1)まずは禁酒するor休肝日を設ける

休肝日でγ-GTPの値を正常化

お酒好きの方には酷ですが、、、

γ-GTPが高い方はまず<お酒を控える>、これが基本です!

場合によっては【 断 酒 】しなければならないかも。。。

ですが、一生お酒を飲めなくなるよりはマシですよね(^_^;)

 

(2)脂質・糖質の摂取を抑える

糖質 脂質 たっぷりのラーメンやお肉

余分な糖質は中性脂肪に、中性脂肪は肝臓にどんどん溜まります。

その分肝臓にもどんどん負担がかかるので、なるべく低糖質・低脂肪を心がけましょう!

 

(3)肝臓をサポートする食品を積極的に摂る

シジミやアサリなどの貝類にはオルニチンやタウリン、亜鉛など肝機能をサポートする成分がたっぷり

例えば、肝臓の働きをサポートする成分である『オルニチン』や『タウリン』、『亜鉛』を含む貝類、肝臓の材料となる良質なタンパク質をたっぷり含む大豆製品などがおすすめです。

また、肝臓の負担を軽減するため糖質の吸収を抑えることも大事です。

そのためには、食物繊維をたっぷり含む根菜類や玄米・ライ麦パンなどがおすすです。

 

(4)軽い運動を心がける

ウォーキングなど軽い運動は肝機能の改善にもつながります

運動で肝臓についてしまった脂肪をエネルギーに変えて燃やしましょう!

ただ『軽い』というのがポイントです。

激しい運動は活性酸素や老廃物が大量に発生し、逆に肝臓への負担が増加してしまうので、ウォーキングや簡単なストレッチから始めるのがいいかもしれません。

 

 

お酒はもちろんですが、やはりカギになるのは毎日の食事と生活習慣。

もしγ-GTPの値に不安がある方は、是非意識してみてください(*^^*)

血液検査と肝臓の数値

健康診断・・・

なぜかそれは恐怖を感じ、行きたくないと思ってしまう。

もし、悪い数値が出たら・・・

そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、私も先々月健康診断を受けたのですが、病院に行くまで同じように思っていました(笑)

お酒の席が多く、以前に比べて酔うのが早く、次の日の残り方も半端じゃない。

肝臓の数値が特に気になっていました。

結果は・・・

お酒を2日間抜いたおかげか何の問題もなくホッとしました。

こんなヒヤヒヤすることなく健康診断を迎えることができるようになりたいものです。

 

さて、今回は、そんな健康診断で目にする肝臓の数値についてです。

血液検査によって、さまざまな肝臓の数値が出てきますが、どんなものがあるのでしょうか?

代表的なものを挙げてみます。

・ALT(GOT)

・AST(GPT)

・γ-GTP

・ALP(アルカリホスファターゼ)

・LDH(乳酸脱水素酵素)

・総ビリルビン

・直接ビリルビン

・CH-E(コリンエステラーゼ)

・HBs抗原・抗体

・HCV抗体

 

上記のように肝臓に関する血液検査の数値は数多くあるのですが、大別すると3つになります。

 

ALT(GOT)、AST(GPT)、γ-GTP、ALP(アルカリホスファターゼ)、LDH(乳酸脱水素酵素)、CH-E(コリンエステラーゼ)は肝臓で作られる酵素の量を示す数値。

また、総ビリルビン、直接ビリルビンは血液中の赤血球に関わる成分の量を示す数値。

そして、HBs抗原・抗体、HCV抗体は肝炎ウィルスの感染状況を示す数値となります。

 

各数値の正常範囲などの詳細は次回以降に説明していきます。

日本人3000万人が患う脂肪肝って?

脂肪肝とは、読んで字のごとく肝臓に異常に脂肪が溜まった状態のことです。

言うなればフォアグラ。

このフォアグラ状態になった肝臓を持つ日本人が実に3000万人とも言われています。

肝臓は元々エネルギー源として脂肪をつくりそれを貯蔵しているのですが、消費されたエネルギーより作られた脂肪が多いと肝臓にどんどんたまっていきます。

そして、肝臓の細胞が30%以上脂肪化されると脂肪肝とされます。

脂肪肝は肥満の方に多く見られ、肥満指数BMIが25以上方のうち20~30%に脂肪肝が見られます。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、例えこの脂肪肝になったとしてもほとんど症状として感じられることがないため、注意が必要です。

なぜならば、これを放っておくと肝臓が炎症を起こし(肝炎)、さらに進行すると肝硬変や肝臓ガンといった命に係わる状態になる可能性もあるからです。

だからこそ早め早めの対処、予防が重要となります。

 

脂肪肝の原因と言えばアルコールが代表的です。

「肝臓が悪い人はお酒を飲むからでしょ」とのイメージを持っていらっしゃる方も多いかと思います。

たしかにアルコールにより脂肪肝になる方が多いというのは事実です。

しかし、現代日本では、アルコールによらない脂肪肝「非アルコール性脂肪肝」の人がかなり増えてきているのです。

その数なんと推定1,000万人以上。

脂肪肝になっている人の実に30~40%はアルコールを飲む習慣がないのです。

大変豊かとなった日本、食の欧米化、飽食の時代と言われるようになってかなりの年月が経ちました。

その豊かな食が肝臓に脂肪として蓄積され、「脂肪肝」となっていくのです。

また、現代日本においてはストレス社会とも言われています。

この過度なストレスが肝臓にもダメージを与え、肝臓疾患の要因ともなります。

まさに現代病のひとつと言って過言ではありません。

 

今回の話を振り返ると、自分もドキッとすることが大変多くあります。

経営者となって以来、会社員時代より圧倒的にお付き合いが多くなり、お酒を飲む機会や外食をする機会が格段に増えました。

また、従業員時代とは異なる独特のストレスを感じることも増えました。

今のところ幸いにもまだ血液検査の数値には表れていませんが、まさに「脂肪肝予備軍」といったところでしょうか。

これを読んで頂いている方の中にも、私と同様に生活習慣が気になる社長・経営者の方もいらっしゃるかもしれません。

肝硬変や肝臓ガンになってからでは手遅れです。

どうしても断れないお付き合いなど多々あるかと思いますが、ぜひ今のうちから、まずはできる範囲で生活習慣を改めてみてはいかがでしょうか。

最も大切な臓器は肝臓!?

肝臓は成人で1,200~1,500gあり、臓器の中で最大です。

そもそも肝臓はどんな働きをしているのでしょうか?

 

肝臓の働きは大きく分けて以下の3つ。

①製造

②解毒

③貯蔵

それぞれ説明していきます。

 

①製造

肝臓は腸で吸収された栄養素を用いてあらゆるものを製造しています。

血液や酵素など私たちの体づくりに必要なもの、十二指腸における脂肪の分解に関わる胆汁、お肌のターンオーバーなどさまざまな代謝に必要なもの、などなど体内に存在する多くの物質を製造する大変優秀な工場です。

 

②解毒

肝臓は体内に吸収された毒素を無害化してくれます。

例えば、アルコールや薬品など体にとって有害なものを分解し守ってくれる体の中のお医者さん的役割も担います。

 

③貯蔵

肝臓はいざという時のためにエネルギーを貯蔵しています。

腸から吸収された栄養素をもとにグリコーゲンというエネルギー源を貯蔵する倉庫の役割も果たします。

 

以上のように、生きていく上で絶対に必要な多くの役割を兼ね備えているのが肝臓です。

肝臓の機能が低下すると、代謝が悪くなるとともに解毒できなくなるので、太りやすくなったり肌が荒れたり、また二日酔いがひどくなったり体調が悪くなったりするのです。

それだけ生きていく上で重要な働きをするからこそそう簡単には壊れない、非常にタフな臓器なのです。

しかし、一度壊れてしまうと基本的に修復ができません。

壊れてしまうと生きていくことができません。

これが肝臓こそ最も大切な臓器と考えるゆえんなのです。