血糖値スパイクとは、食後短時間で急激に血糖値が上昇する症状のことで、放っておくとカラダに様々な不調の原因になってしまいます。

今回は血糖値スパイクについてお話ししたいと思います。

血糖値とは?

わたしたちは食事で糖質を摂取します。

例えばご飯やパン、麺類などの炭水化物や果物などに糖質は多く含まれていて、この糖質が体内でブドウ糖に変換され、カラダを動かすエネルギー源となっています。

このブドウ糖が血中にどれだけ含まれているのかを現したのが『血糖値』です。

高ければ高いほど血中に多くのブドウ糖が含まれている=余分な糖質が多いということです。

血糖値が高いままだとどうなるの?

健康であれば、血糖値は食後高くなりますが、しばらくすると正常な値に戻ります。

ですが、中にはずっと血糖値が高いまま、という人もいます。

実はこれが様々な病気につながるかなり危険な状態なんです。

高血糖のままだと、血管にキズが付いたり、詰まったり、破裂したりするなど血管に障害が出やすくなります。

その結果、内臓や脳、血圧など全身で様々な不調や疾患を引き起こしやすくなってしまうんです。

世界で急激に増加する糖尿病

血糖値の異常が引き起こす代表的な疾患が糖尿病です。

現在世界の糖尿病患者は4億人以上いるとされ、このまま増え続けると2045年には約7億人に達す
る、という予測もあります。

日本でも糖尿病患者は増加の一途をたどっていて、2017 年の統計によるとその数は329万人で、20年前と比べると100万人以上増加していることになります。

隠れ糖尿病の判断基準『血糖値スパイク』

ちなみに『糖尿病予備軍=隠れ糖尿病』は700万人以上と言われていて、合計すると1000万人以上にもなります。

ただ隠れ糖尿病は一般的な健康診断では見逃されやすいと言われています。

隠れ糖尿病の判断基準のひとつが血糖値スパイクです。

健康な人の血糖値は空腹時で約80 ~90mg/dl、食後1時間で120mg/dl くらいまで上昇し、その後ゆっくりと下がっていきます。

しかし一度に大量の糖質を摂取すると、30分くらいの短時間で血糖値が急上昇。

血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌されて今度は血糖値が急降下する、という場合があります。

これが『血糖値スパイク』です。

血糖値が急降下すると低血糖状態になり、様々な症状に見舞われます。

70ml/dl を切ると眠気や体のだるさイライラや頭痛といった症状が起こり、50ml/dl を切ると震えやどうきめまいなどが起こり始めます。さらに30ml/dl を切ると最悪の場合意識が無くなり昏倒することもあります。

食後に強烈な眠気が襲ってくる、頭がボーッとして集中できない、体の怠さが続く、ということが度々ある方はもしかすると隠れ糖尿病かもしれません。

血糖値スパイクかも?と思ったら

心配な方は病院で空腹時と食後の血糖を測る糖負荷検査などを受けることをおすすめします。

また、それらを改善するにはまず食生活を変えなくてはなりません。

特にご飯や麺類をドガ食いしたり、缶コーヒーや甘いジュースなどをよく飲まれる方は要注意です。

缶コーヒーやジュースを控える、ご飯や麺の量を減らすのはもちろんですが、タンパク質や食物繊維をたっぷり摂る、食べる順番を調整する(炭水化物は一番最後に)ことなども重要です。

ちなみに乳酸菌の中には血糖値の上昇の抑制につながるものもあるとのこと。上記のような食事は腸内環境の改善にも繋がりますので、是非毎日の食生活で意識してみてください。